過去ログ - 侍「なぜ俺の家に童女が……」 幼女「ムニャ……」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2011/02/11(金) 18:52:42.03 ID:6oLV8YnDo
混乱してわめく暴れ者とは正反対に、お侍はひどく静かでした。
「聞こえる……」
しゅっ、びっ。
暴れ者の首から飛び散る赤。
彼は倒れて動かなくなりました。
死んだ? 確かに、本来ならば死んでいたでしょうな。
お侍に童女が飛び付かなければ。
「源ちゃん!」
すうぅ……
お侍の息、細く細く。
「――馬鹿野郎!」
突如お侍がよろめきました。
重い音を立てて、刀が地面に落ちます。
殴られたお侍は、ぼんやりと隣人に目をやりました。
「ゆきまで斬るつもりか!」
「え……?」
お侍の呆けた声。
「……あれ?」
立っているのは三人だけ。
烏の声が遠くから聞こえます。
夕焼けが、それはそれは怖いくらいに赤い夕暮れでしたと。
さて、今日はここまでにしましょうかな。
いえ、気合を入れてしゃべったものですから疲れてしまいまして。いやあ、暑い暑い。
はい、ではまた明日いらしてくださいな。
おっと、お待ちください、今日もお土産があるのです。
何? 食べ物はこりごり? はあ。よくわかりませんが違います。
こちら、団扇でございます。これから暑い季節になってきますので、重宝するかと。
そして、また迫真の場面で私が熱くなりましたら扇いでいただけるとありがたい。
はは、それではまた次回……
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