過去ログ - 侍「なぜ俺の家に童女が……」 幼女「ムニャ……」
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203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/14(月) 21:58:43.68 ID:EecoKFlFo

 さて解答を申し上げますと、そう難しいことではないのですなこれが。
 まあ、解答とは申しましてもこの物売りめが勝手に推察していることにすぎないのでございますけれども。

 ひとつ、お侍が徐々に狂気に蝕まれていった可能性。
 最初は手加減する正気が残っていたのですが、暴れ者の段にはそれがもう失われてしまっていたのですな。

 そしてもう一つの考え方。
 そう、峰打ちは手加減ではないという見方です。
 骨を折り、砕き、使いものにならなくするために斬るよりもそちらを選んだのですな。

 以上がこの物売りめの考えです。
 単純すぎてがっかりしたでしょう、すみませんな。
 なに、二つの分離した解答ではないかと?
 ああこれは申し訳ない、二種類と申しましたが、それは二通りという意味合いで。
 後でお茶菓子をお出ししますので、どうか納得していただきたい所存でございます。

 ですが。
 もうひとつ謎が出てくるのはお気づきですかな?
 小さな、取るに足らないようにも見える謎でございますが。

 どのような意図かは判然としませんがお侍、事実として峰打ちを放った訳です。
 しかしですな、刀というのは峰側は弱いようにできているもので。
 多少の事では折れませんが、それでも危険は付きまといます。
 思い出してくださいませ、お侍、人の肩を粉砕する勢いで峰打ちを放ったのでございますよ?
 それでも刀はびくともしませんでした。

 何故か?
 何故でしょうなあ。
 答えはきっと、

 ――鈴の音の奥に。



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