過去ログ - 侍「なぜ俺の家に童女が……」 幼女「ムニャ……」
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214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/15(火) 16:42:49.51 ID:7oqc9fgA0
ほう……貯古令糖ではないか。
どれ、私も一つ呼ばれようではないか。


215:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/17(木) 22:12:16.83 ID:u62aQriZo

「山向こうの町でなにやら血腥い話を聞いた」

 今日の話は物乞いのこの言葉から始まります。
 いや、申し訳ありませんな、昨日おとついと忙しくてお客様のお相手ができませんでした。
以下略



216:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/17(木) 22:12:48.68 ID:u62aQriZo

侍「血腥い話?」

物乞「人死にだ」

以下略



217:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/17(木) 22:13:20.07 ID:u62aQriZo

 童女が現れて、ちょうど四ヶ月が過ぎようとしておりました。
 お侍は何やら胸の奥にもやもやとしたものがわくのを感じたそうでございます。
 童女が歩き去った方向をちらりと見やりました。



218:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/17(木) 22:14:08.26 ID:u62aQriZo

侍「関係あると思うか」

物乞「十中八九」

以下略



219:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/17(木) 22:14:36.79 ID:u62aQriZo

 ひょいと、お侍は立ちあがりました。
 家の方向に歩き始めます。
 と。
 後ろから物乞いの声だけが追いかけてきました。
以下略



220:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/17(木) 22:15:05.19 ID:u62aQriZo

物乞「ひとつ忘れていた」

侍「……なんだ?」

以下略



221:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/17(木) 22:15:41.54 ID:u62aQriZo

 物乞いが去りました。
 お侍は、振り向いていた身体をもとに戻すと何やらざわざわした心地のまま家に帰ったそうな。
 ちょうど童女が洗濯物を干しているところで、お侍も黙ってそれに加わりました。

以下略



222:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/17(木) 22:16:08.86 ID:u62aQriZo

侍「……なあ、ゆき」

童女「……?」

以下略



223:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/17(木) 22:17:09.56 ID:u62aQriZo

 そこで言葉が止まりました。
 次の言葉が出てきません。
 しばらくそのまま黙って、お侍は別の言葉を取り出しました。

以下略



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