過去ログ - 侍「なぜ俺の家に童女が……」 幼女「ムニャ……」
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228:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/20(日) 22:09:04.55 ID:pxa3Ygtko

 それは、物乞いからの情報が入ってさらに一ヶ月というところでした。
 夏の強い日差しの中、山の鳥がそれを一身に浴びて飛びます。
 やがてある建屋まで来ると、軒先のひさしに止まりました。

「……」

 それを見ていた男が一人。
 その眼光厳しく、顔引き締まり、そして何やらにじみ出る危うさ。

「……お茶でございます、お武士様」

 軒先に座るその男――武士に、恐る恐るといったていでお茶を差し出します。
 武士、例も言わずに受け取り、ひとすすり。

「……」

 その目はどこを見ているのやら。


 はい、今日はここから話が始まります。
 すみませんな、最近は繁忙期でありましていろいろと取引なぞしていたため、お話する機会がなかったのでございます。
 さて、言い訳を済ませたところで、続きをば。


「……」

 くっきりとした眼光、しかしその光の向かう先はどうやら現ではなかったようです。



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