過去ログ - 侍「なぜ俺の家に童女が……」 幼女「ムニャ……」
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241:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/21(月) 18:36:39.70 ID:y3bh/LA9o

 お侍、小さく笑いますと団子を齧りました。

「お前なんだな」
「……」

 武士は答えませんでしたが。
 ただそちらの方から、ずっ……っと不吉な音がしたそうな。

「待ちな」

 お侍の声が、武士を制します。

「ゆきはてめえの仇の親類かもしれねえ。だが、まだ七つほどの子供だぞ。それでも斬るのか」
「……」
「ちっ」

 お侍舌打ちして立ちあがりますと歩き出しました。無防備に背中をさらしながら。

「村から半町ほどのところに川がある。そこに来い。夜だ」

 武士の視線がその背中にべったりとはりつきます。

「それまでは斬らせねえよ、ゆきも俺も。何があってもだ」
「……」

 武士の返答は聞こえませんでした。



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