過去ログ - 侍「なぜ俺の家に童女が……」 幼女「ムニャ……」
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2011/02/03(木) 18:36:16.15 ID:pItSsvVYo
遅くなりましたなあ、申し訳ございません。
煎餅はお口に会いましたかな?
ええ、ええ、分かっておりますよ、先をお話いたしましょう。
以下略
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2011/02/03(木) 18:36:54.64 ID:pItSsvVYo
侍「ムニャ……母ちゃあん、あともう少しだけ眠らせとくれい」
「……」ユサユサ
以下略
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2011/02/03(木) 18:37:21.92 ID:pItSsvVYo
お侍、身の毛を総立たせて飛び起きたのでございます。
母親にちゃん付けで呼ばれることほど気色の悪いことは、いつの時代もそうそうはないもので。
まあそう呼んだのはお侍の母親にはなかったのでございますが。
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2011/02/03(木) 18:37:52.90 ID:pItSsvVYo
童女「……」
侍「なんでい、お前かあ」
以下略
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2011/02/03(木) 18:39:35.81 ID:pItSsvVYo
つい数刻前に別れた矢場女の呼び方をまねたのでしょうなあ。
無表情なおかっぱ頭は、静かに空腹を訴えたのでございます。
お侍、舌打ちしながら寝ぼけ眼をこすって、童女を再び視界に収めました。
以下略
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2011/02/03(木) 18:40:04.82 ID:pItSsvVYo
侍「おんや?」
幼女「?」
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2011/02/03(木) 18:40:32.24 ID:pItSsvVYo
その通り、童女の衣は派手ではありませんが、なかなか品の良い花の柄が丁寧に縫いとられているのでございました。
生地も粗悪なものではなく、日の光を浴びて静かに輝く繊細なものを使っているようで。
それらは十分に明るくなったその刻だからこそ分かることでした。
以下略
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2011/02/03(木) 18:40:58.97 ID:pItSsvVYo
侍(こいつぁ、単なるしょんべん臭え童女というわけではなさそうだ)
幼女「……」
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2011/02/03(木) 18:41:40.43 ID:pItSsvVYo
お侍、舌打ちし、また布団にもぐりこむのでした。
しかし、それを許さぬのが、童女。
今度は近寄ってきて耳元で言うのでございます。
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2011/02/03(木) 18:42:07.38 ID:pItSsvVYo
幼女「源ちゃん、おなかすいたよ」
侍「ああ、もううるせえ!」
以下略
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