32: ◆V8UyFaPsi2[saga sage]
2011/02/01(火) 15:51:53.01 ID:WnzhAyhd0
それから、騎士と勇娘の村作りが始まった。
まずは簡単に二人の家を建てるところからだ。
騎士「木材はこの程度か?」
勇娘「でも、こんなにたくさんどうやって運ぶの……?」
騎士「……親友に教えて貰った魔法がある。《トラクタービーム》」
勇娘「うわっ! 木が浮いた……」
騎士「俺の集中力が切れる前に早く持って行こう」
勇娘「うん!」
二人は仲良く、そして着実に、計画を進めていった。
勇娘「完成! 私たちの家ー! いえーい!」
騎士「……壊滅的につまらない洒落だな」
勇娘「ひどっ……」
騎士「冗談だ。しかし、色々不格好だな」
勇娘「うん、でも良いじゃない! 親娘の共同作業の賜物よ!」
騎士「それにしても、家を建てるのに半年近くかかるとは……」
勇娘「そういうものでしょ。でもこれからが早いよ、きっとね!」
騎士「そうかな……、そうだといいな……」
不老不死。
騎士にかけられた呪いは、彼一人を時代の流れから取り残してしまう、最悪の呪いであった。
勇娘の成長を見ることが出来る。それは素直に嬉しい、だが、いずれは、来てしまうのだ。
騎士(勇娘が死に……俺だけが……生き残る日が、いつか……)
(とりあえずここまでで! 続きはまた今度!)
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