44: ◆V8UyFaPsi2[saga sage]
2011/02/03(木) 15:31:23.51 ID:26HSSYhZ0
それはかなり突然のことであった。
騎士と勇娘が家を建て、畑を作り、簡単な柵を辺り一帯に覆った頃。
二人の住処が村の姿に一歩ずつ近づいている頃、勇娘が齢十二の年。
二人だけの村に、初めて人間が現われた。
勇娘「お、お父さん大変!」
騎士「……どうした?」
勇娘「傷だらけの女の人と、男の子が倒れてるの!」
騎士「……すぐに行く。勇娘は手当を頼むぞ」
勇娘「うん!」
もう何年も勇娘以外の人とは話していない。
決してボロを出さないようにしよう――そう誓い、騎士は勇娘の背中を追った。
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