過去ログ - ライナ「ん? どこだここ?」霊夢「…………あんた誰よ」
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[saga]
2011/02/03(木) 16:55:41.68 ID:k8lvpTwN0
「よっと」
と、ライナは空中で頭を地面の方に向けながら、
人差し指で空中に普通の人間には目で捉えきれないほど高速で魔方陣を刻み呪文を詠唱しはじめる。
魔理沙が目を輝かして「おっもしかして魔法か?」と興奮しながら言うのと同時にライナが詠唱する。
「『求めるは雷鳴>>>・稲光!!』」
魔理沙がどんな魔法なのか目を奪われている瞬間に稲光が放たれる。
「って雷!? うわわ!!」
魔理沙がライナの魔法に緊急回避した瞬間にライナがいつの間にか完成させていたもう二つの魔方陣の魔法を詠唱する。
「油断してたから悪いんだぞ? んじゃ一気に決めさせてもらうぞ、
『始祖の念と堪えぬ雷の囀り』」
ライナの唱えた魔法は、光の円の中央から灰色のもやを生み出し、それを放って弾けさせ、
明滅とともに雷光を閃かせて攻撃するという眼つぶしとと攻撃を両方いっぺんに行う魔法だ。
「っっっ!!!」
なんとか勘で攻撃は避けた魔理沙、しかし
「くっ、目が潰された……何も見えない……おいライナ!! 卑怯じゃないか!!」
「この戦いには俺の寝どこが掛かってるんだ、それによく分からない魔法を使ってくる奴ら相手にそうそう手は抜けないよ、――んじゃとどめに」
と、ライナは最後の詠唱をする。
「『光の王が無数の時を編み−ライト・キャンサー』」
この魔法はライナがネルファ国でコピーした魔法。その魔法の効果とは。
「うぉっ! なんか体が締め付けられてるんだぜ! おいライナ! 何をしたんだ!?」
と、まだ目の見えない魔理沙は何が起きているのか分からない不安でライナにどうなってるいるのか聞く。
「ただの捕縛魔法だよ、まぁ全力を出したらその光の網も破れるんじゃないか? まぁさせないけどね」
「ほい」とライナは三つほど魔法を完成させる、そして、それはどれも先ほど魔理沙に使った魔法だった。
「『光の王が無数の時を編み−ライト・キャンサー』『光の王が無数の時を編み−ライト・キャンサー』『光の王が無数の時を編み−ライト・キャンサー』っと、これなら逃げられないだろ?」
と、4重に光の網を巻かれた魔理沙はまるでみの虫のようになり、バランスがとれず地面に落下していった。
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