過去ログ - ライナ「ん? どこだここ?」霊夢「…………あんた誰よ」
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327:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2011/07/09(土) 18:26:42.19 ID:8lj+8Qlv0
 すぐ近くの部屋から、人の声が聞こえる。  
 
 それも、艶のある声と、肉と肉が弾けあう音の協奏劇が聞こえてくる。
 
  もちろん、その音は「アレ」だ。  
 

 ここはもとからそういう宿としても機能している。  なので、そう驚くことでもない。  



 のだが、そのことに気付いていない―――いや、薄々気づいているライナを除いて―――魔翌理沙と鈴仙二人は全く気付いていなかった。
 
 そしてこれからも、おそらく、うんおそらく、きっと、希望的観測的に気付かないであろう。  


 なぜなら、  

 「くかー……んん……」  

 「―――――んごぁ!? ………………くかー」  

 「……あっ、違いますか…………難しいですね……お団子は……」  

  などと、魔翌理沙は着衣が乱れるほどの寝相の悪さで、蹴りがライナの顔面を蹴飛ばしながら爆睡しており。
 
 そのライナは、その蹴りを無意識で受け流しながら頭の上に魔翌理沙の足を置いたまま寝ている。  

 そして最後の鈴仙は、まぁ団子の作り方を知るのを諦めきれていないのか、ライナに教えてもらう夢を見ていた。

 それぞれにそれぞれが酒の力で爆睡している。

  朝まで起きる気配はない――――まぁ、昔は暗殺者とか、最近ではフェリス相手に寝起きを―――性的ではない、決して―――襲われてきたライナを除いてなのだが…………。  

 ――――なので、この周りの気配にも音にも気づくものは誰もいない。

   はずなのだが―――――  


 「な、ななな……」  


 ――――のだがこいつは違った。

  こいつは今気づいた。
 


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