過去ログ - ライナ「ん? どこだここ?」霊夢「…………あんた誰よ」
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355:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga ]
2011/08/08(月) 19:54:36.78 ID:Dt2H/IQI0
魔眼のことを話して三日後になる前のその間のライナの日常。

 番外編――日常

 「大変大変。お師匠様と姫様とライナさんとてゐのための昼食を作らなきゃ。

 あっ! あとお洗濯と、寺子屋の子供達の健康診断をしに行く予定もあるんだった!」
 
 もう太陽が真上に差し掛かるころ、鈴仙は忙しなく動き回っていた。
 それは、もはや主婦のそれで、顔も可愛いし、嫁に貰うのならば、
 もうその男は幸せ意外にないだろうと確信させる可愛さと面倒見の良さを持つ、そんな少女だ。
そんな少女に、ある男が話しかける。

 「んぁ? どうしたんだ鈴仙? 忙しそうなだな、偶には俺もなにか手伝おうか?」

 いきなり鈴仙の目の前に現れたのは、いつも眠そうな目をした、長身痩躯のだるそうな男、ライナである。
 ライナは、本当に……ほんっとうぅうううに珍しく、自分から働こうかと言う、こんな暑い夏に、雪でも降るんじゃないかと言う事態である。
 そんなライナの好意に、鈴仙は困った顔をする。

 「あっ、いえ。患者さんにそういうことをさせるわけには……」

 「別にいいよ、俺も偶には働かなきゃな〜とか思ってるからな、
 寝てばっかりいると本当にダメ人間ぽいしね〜」

 と、お前はどの口で言っているとか、ダメ人間が自分はダメ人間じゃないと遠まわしに言ったところで……とかツッコミ所だらけであった。
 
 そして鈴仙はライナの言葉に、なら、と、少し考え。

 「なら、お洗濯でもお願いできますでしょうか? 外に干すだけなので簡単だと思います」

 と鈴仙は本当に慌てたような顔で、そう言い。
 洗濯物の場所をライナに告げ、昼ご飯を作りに行く。

 「んぁ……。えっと、洗濯物は風呂場のそばだっけか? んじゃいくか」

 そう言い、ライナは風呂場に向かう。
 ライナはここにきてよく利用させて貰っている風呂場まで迷いなく歩く。 
 そしてライナは風呂場につき、洗濯物はどこにあるんだ? と探した。

 「ん〜? どこにあるんだ? まさか浴室とかか?」

 とライナは無いとは思いながらも一応浴室に向かい、手を浴室のドアノブに近づけようとして、そのドアは勝手に空いた。

 「あら? 覗きかしら?」

 そこには、長い銀髪をまとめ上げていた永琳がいた。
 そして、素晴らしい笑顔で、手にはいつの間にか、大きな光の弾が構えてあり。
 それを振りかぶりながら

 「光りになりなさい」

 「ぎゃぁああああああああああああああああああ」

 
 ライナの声は永遠亭の空に響いた。


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