過去ログ - もしも『とある魔術の禁書目録のヒロインがインデックスじゃなかったら』
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2011/02/24(木) 02:20:49.45 ID:E3seTS0mo
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朝食後、上条は時計で時間を確認し、玄関へ向かった。
学校に向かうためである。
「じゃぁ、行ってくるから、後は頼むな」
靴と鞄を確認する上条当麻。
不幸であるが故、忘れ物がないか確認する癖が付いたのである。
それでも忘れ物があることは多々あるが…
ふと、上条は裾を掴まれることに気付いた。
「どうした?」
いつもアンジェレネは、居間でテレビを見ながら見送りの挨拶をするのだが、
珍しく、玄関まで来ていたのである。
「いってらっしゃい。のキスは?」
意外な言葉を掛けられた。
「馬鹿か、恋人でもないのにそんなことするか」
「ぶー、恋人ですよ」
「はいはい」
とは言え、軽く聞き流す。
アンジェレネの思惑とは別として、上条の認識としては、漫画の真似をしている、そんな認識であった。
「これで満足か」
上条は額にキスをした。だが、年長者の洒落た行動程度にしか考えていないため、額にキスをしても、全く動じていない。
「ここが良かったですけど…」
アンジェレネは人差し指で唇をおさえていう。
「でも、うれしいです。いってらっしゃい」
微笑みながら送り出す。上条は背を向けて、手を振りながら玄関を出たのであった。
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