過去ログ - もしも『とある魔術の禁書目録のヒロインがインデックスじゃなかったら』
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(福岡県)
[sage]
2011/03/30(水) 01:04:50.76 ID:1Mf5PgwZo
「しかし、身を隠すってことだが、その修道服は目立つよな」
「はぁ、そうでございますか?」
「学園都市にも教会があるとはいえ、敵さんに私がここにいますよ。って言っているもんだしな」
木を隠すなら森ということわざがあるように、俗に言うスパイは敵地に身を隠す場合はその地に溶け込む事が必要である。
加えて、目立ってはならない。怪しい活動をしているのに、目立っては足が付きやすくなるからである。
だから、美人局みたいな例外はあるが、工作活動を行うに際して、怪しい服装や美形や長身はあり得ないのである。
閑話休題。とりあえず、日本でシスターの格好をしていれば目立つ。
シスターの格好で日常を過ごすのは避けたいところである。
「ねぇとうま。わたしの服も」
「今更だが、充分目立っていると思うぞ。気付いていなかったのか?」
「う…」
基本シスターの服は地味である。むしろ、その目的で作られている。
だから白いシスター服なんてまずないのである。
というか、上条の知り合いのシスターさんは黒が基調である。
まぁ、歩く教会が破壊されたので、別にこの修道服を着続ける必要はない。
というか、身を隠すなら、こんな目立つ服を着ないべきであるが、
そんなことするとますます存在が希薄になるということを理解しているのかも知れない。
なんてことを上条は上の空で考えていたが、オルソラが持ってきたバックからある服を出した。
「どうでございますか、この服は?」
「まぁ、なんてことでしょう。エロメイド服」
おもわず、素っ頓狂な声が出てしまう。
加えて、微妙に冷や汗が出る。かの聖人の恐怖が吹き出たのである。
「流行の服だと聞きましたが?」
「オルソラ、頼むからその系統の服はやめてくれ。トラウマが…」
トラウマはともかく、このメイド服の方がシスター服より目立ってしまうので本末転倒である。
「困りましたね。私はこちらしか用意していないのですが…」
…私服はないのかよ、と上条は疑問に思いつつ、ここ(学園都市)で購入する以外に方法はないなと結論づけた。
「そうだな、誰かに見繕ってもらうか?」
上条はそうつぶやきつつ、横に坐るインデックスを見た。
「…」
「どうしたの、とうま?」
上条当麻は正真正銘の男である。女性物の服なんて知らないのである。
インデックスに頼もうかと思ったが、思いとどまった。
上条当麻はインデックスに服を買い与えたことはあるが、基本女性向けの服の値段なんて知らないのである。
だから、インデックスに頼むとなると、余分に渡す必要がある。
だが、インデックスに金を渡したら、確かに服は買ってくるだろうが、おつりは全て胃袋に消える事になると予測した。
ただでさえ、家計は火の車なのに、余計な出費は控えたいのである。
まぁ、増えた同居人に金を借りるなりすればいいのだが、そこに至らないのが上条当麻という人間なのである。
(インデックスに頼むとしても、お目付役がいるよな。誰が良いかな。小萌先生か?御坂か?あ、)
「舞夏にたのむか」
そう思い、上条は据え置きの電話の受話器を持ち上げた。
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