過去ログ - もしも『とある魔術の禁書目録のヒロインがインデックスじゃなかったら』
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(福岡県)
[sage]
2011/03/30(水) 01:12:07.94 ID:1Mf5PgwZo
土御門舞夏はそのまま去っていった。
上条当麻は、不安を抱きながら、自宅に向かい、玄関を開けたのであった。
「ただいま」
「おかえり。とうま」
「あ、今お戻りでございますか?」
と、インデックスとオルソラが自宅にいた。
「こ、これは」
オルソラの服装は、普通のセーターに長いスカート。家庭的な服装であった。
「これが一般的な服装と言われたのですが、似合いますか?」
「地味だね。ね、地味だよね。ね、とうま。とうま?」
「あ、あぁ」
インデックスは地味という言葉をやたら使う。
どうやら、インデックスはシスター服だと、上条当麻の目がそちらに向くと思っているらしい。
同時に、上条当麻は内面ほっとした。舞夏は当麻の趣味に合わせると言ったから、とんでもないものを用意したと思ったのである。
(疑った俺を許してくれ。)
そう心の底から思う上条当麻であったが、
(やばい、これは破壊力が高すぎる。まだ、あのメイド服や修道服のほうがましだ。)
体のラインが強調されない服なのに、強調されている胸や尻。
(俺もこんな趣味があるとは知らなかったが、よくわかったな。これでエプロンをされたら確実に理性が飛ぶ)
以前、五和も私服にエプロンという格好をしたが、あれは若い女性の服装の上のエプロンであって
こんな若奥さんな地味な服装ではなかった。
まぁ、エロスというのは禁忌があった方が興奮しやすいという話がある。
真逆、つまりエロスから遠い程、エロスを感じる。
つまり、下手なエロいコスチュームよりも地味な普段着の方にエロスを感じるのである。
このようにエロスとは奥深い物なのである。
閑話休題。
「とうま、聞いている?」
もはや、理性が飛びかけて、インデックスの言葉が届かない。
「夕食の準備をいたしましょう」
(私服エプロン。私服エプロン。私服エプロン…)
ぷつんっ。何かが切れる音がした。
「オルソラぁぁ」
「とうまぁぁぁ」
「あぁ、だめでございますよ。こんな所で…きゃああ」
嫌がるオルソラに、迫る上条。で、噛みつくインデックス。いつものことである。
ただ、オルソラが“こんな所で”って言ったのは、まぁ、そのままの意味だろう。
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