過去ログ - もしも『とある魔術の禁書目録のヒロインがインデックスじゃなかったら』
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(福岡県)
[sage]
2011/03/30(水) 01:37:37.64 ID:1Mf5PgwZo
「ふう」
上条は寮の屋上で一息ついていた。オルソラもこの生活に慣れてきたのか、1人で行動できるようになった。
「悪くないよなぁ」
家族が一人増えたような生活。生活費が増えて更に家計を圧迫しているが、正直悪くないと思っている。
このまま何事もなければ良いのだが、オルソラを匿うことはあくまで一時的な処置に過ぎず、
いずれはこの生活も終焉を迎えることは分かっていた。
TRRRRRR
と、一人余韻に浸っていると、携帯が鳴った。
宛先を確認して上条は携帯を取り出した。
「土御門か」
「かみやん。まずいことになった」
「どうした」
上条は友人のその一言に頭を切り換えた。
「ネセサリウスが動いた」
「なんだと。どういうことだ?いや違う。誰が来る?」
その理由は今はいらない。
「アニェーゼだ」
「アニェーゼだと。どういうことだ?」
「俺も詳しくはわからん。だが、どうも独断で動いているらしい。しかも、既にオルソラを捕らえたみたいだ」
「なんだと」
「…時間がないから一つだけ聞く。かみやん。どうしたい?」
少し間を取る。状況を整理するためである。だが、結論は既に出ていた。
「全力で止める」
堅い意志が伝わる声で言った。
「決意は固いか?」
土御門は低い声で問い返してくる。
「あぁ」
「お前一人で止めろ」
「はぁ?」
情報を伝えるだけ伝えて、手伝えないと。上条は土御門に問い返そうとした。
「言いたいことは解るが、俺にはすることがある」
そう答える土御門。そう言われて、上条は土御門が何をするかを理解した。
「もみ消しか」
「そうだ。学園都市にこの事を悟られないようにする。だから、手伝えられない」
「あぁ、わかった」
「場所は、廃ビルだ。今からその位置情報を送る」
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