過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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242:1[saga]
2011/03/17(木) 16:38:35.11 ID:+kOB7SVc0
サーシャ「……」
バキン!と、私の手に握られた光の大剣が、ガラスが割れる様にバラバラに崩れる。
いや、無駄な部分が削がれたと言う方が正しいだろう。
大剣は、ちょうど日本刀の刀身と同じくらいの細さになった。
五和「サーシャちゃん…」
五和が再び口を開いた。
こちらを見つめながら。
喋らせない。言わせない。
常人ならおそらくは反応できないだろう速さで、私は五和のノドに細くなった光の剣を突き刺そうとした。
五和「本当は、私もみんなも、あなたが好きだから戦っていたんだって事。あなたも分かっているはずですよ」
サーシャ「……」
貫く寸前。
五和の白いノドに突き付けた剣は、その剣先が触れるか触れないかの微妙なところで止まった。いや、むしろ何かに阻まれたという感じだ。
一体何に?
分からない。分からないけどなぜか、それ以上剣を前に動かせなかった。
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