過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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247:1[saga]
2011/03/17(木) 16:47:09.87 ID:+kOB7SVc0

サーシャ「もう…遅いですよ…」


何もかも、もう取り返しは付かない。


五和「いえ…遅くはないですよ…」


それでも、あなたはそう言ってくれる。優しいから、どこまでも。


なぜですか?


五和「だって…」


そう言いながら、五和は自分のノドに刺さった白い刀身を素手で握った。

すると、パキンとガラスが割れる様な音が響き、光の剣は粉々に砕けてしまった。

まるで、あの少年の右手みたいだ。


五和「ほら。あなたは、私を殺す事ができなかった」


私の光は、聖絶の術式を使えば、相手の体を傷つける事なく精神だけを攻撃する事ができる。
だがそれだけでない、もちろん光を操って物理的な攻撃を加える事だってできる。

だが、このどちらにも共通する事がある。

それは、自分が敵と見なした者しか攻撃する事ができないという事。

光の剣を突き刺したはずの五和のノドには、かすり傷一つなく、それが全ての証明となってしまった。



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