過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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355:1[sage]
2011/10/01(土) 18:54:36.68 ID:/Pz/V8UC0
始めから覚悟はしていた。
しかし、心のどこかでは、きっと大丈夫だろうという楽観的な意志が働いていた事は否めない。
大丈夫などという根拠のない意志。
それは、現実を目の当たりにした事で、脆く儚く、滑稽に崩れ去った。
目の前に居るのは、聖書に出てくる様な奇跡の象徴。
天上の神そのものだと言っても過言ではない。
どうする?何をすれば良い?
などと自問自答するも、答を見出すには到底およばない。
当然だった。教皇マタイの信条と行動の全ては、敬愛する十字教の神への信望に基づいているのだ。
そして、その全てから拒否された今、彼は自分にできる事などないと、そう諦めていた。
五和「上条さん…!」
上条「ああ、分かってる。相手はとてつもない化物かもしれないけど、異能の力である限り、この右手は絶対に効くはずだ」
そんな教皇マタイの目の前には、信じられない光景が広がっていた。
そして、彼は信じられない言葉を聞く。
上条「だったらやるしかねぇだろ。必ず助けるぞ」
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