過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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2011/12/07(水) 05:06:41.93 ID:PjMV23DC0
  
 【上条サイド】 
  
  
 サーシャ(偽)「……」 
  
  
 天井へと浮いたままのサーシャの頭上に、両手の指で数えるよりは多い数の何らかの形を模した光の塊が現れた。 
 一番近いイメージだと、剣がそれに当たるだろう。 
  
 それが一斉にではなく、一本ずつ、こちらへ向かって走ってくる少年の体を的確に射る様に放たれる。 
  
  
 上条「ッ…!!!」 
  
  
 弾丸の様に小さいわけではなく、肉眼で見えないほどの速さでもないため目で追えないほどではない。 
 それでもかなりの速度で放たれる光の剣を、上条当麻は器用に右手で防ぐ。 
  
 しかし、この戦いの目的はサーシャの攻撃を防ぐ事ではなく、サーシャの体(どこでもお触り可)に触れる事だ。 
  
 だが、次々と放たれる光の剣はそれを許さない。 
 放たれては右手で消し、放たれては右手で消し、一向に前に進む事ができない。 
 一進一退の攻防を繰り広げている様な状況であった。 
  
  
 そして後ろでは、ステイルがルーンカードから炎を生み出し、それを剣の形にし、炎剣をサーシャに向かって投げつける。 
  
 しかし、サーシャが軽く腕を薙ぐだけで、ステイルの炎剣は容易くかき消されてしまう。 
  
 ただ一度だけサーシャに触れる事すら、今はその糸口さえ闇の中であった。 
  
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