過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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399:1[sage]
2011/12/10(土) 13:15:20.48 ID:nVIjESd80

ステイル「どうなっている…?幻想殺しは……あの力は右手にあるんじゃないのか?」


その場から動けず、上条当麻に近づく事もできず、ステイルは信じられない光景を目の当たりにする。

サーシャの光の刃によって焼き切られた上条の右腕の切断面に、何やら異様な力が集約されているのだ。

色はない。しかし、感じる事はできる。「何か」としか例え様のない莫大な「何か」が集まり、凝縮されようとしている。

だが、けして近づいて観察しようとはとてもではないが思えなかった。
むしろ無意識のうちにステイルはその場から一歩ずつ遠ざかっていた。
まるで森の中で凶暴な獣に遭遇し、その獣に感づかれない様に離れようとするかの様に。


「何か」からは、興味よりも圧倒的な恐怖や畏怖の方が凌駕していた。


ステイルとてプロの魔術師だ。
これまで数え切れないほどの魔術師と相対した。
その過程で強大な術式も幾度となく見てきた。

しかし今、上条の右手に集約されている「何か」は、それとは全く次元が事なる。
聖人も、今目の前に居る天使のごとき怪物も、「何か」の前にはあまりにも小さく、霞んで見えてしまうほどであった。


サーシャ(偽)「…OM(理解)…不……coo崩壊ps…」


上条当麻に身に起きている異変について狼狽しているのはステイルだけではない。
明らかにサーシャも動揺していた。

そして上条の「何か」の影響を受けてか、突然サーシャの背中の翼に一瞬にして亀裂が走り、粉々に砕ける様に四散する。

サーシャの体は地面に落ち、巨大なイノケンティウスを持ってしても成しえなかった隙が作られた。
しかし、それどころではないステイルの意識は、そちらには向いてはいなかった。


上条当麻の身に、さらに信じられない事が起きる。




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