過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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413:1[saga]
2011/12/11(日) 14:57:45.75 ID:/oVNt1lj0
ガブリエル「別に深い意味はない。ただその方法でも問題は解決できる。
そう思ったからお前にヒーローという花を持たせてやっただけだ」
サーシャ「という事は、そもそも私を消すとか、天使にするとか、そういうのは全部ウソだったという事ですね…」
ガブリエル「存在を消すなんて事は、十字教の定義からしても不可能だ。
遥か昔に天界戦争が起きた時もルシフェルに加担した天使達は地獄に落ちたが、
存在を消す事は神にもできなかったらしい。それも本当にできなかったのか、
あるいはどんな悪人にも慈悲を齎すという神の定義そのものがそうさせなかったのかは私にも分からないが」
ガブリエル「それと、天使にするというのは、あれは半分本気だった」
ガブリエル「もしもお前がそれを選んだとしたらそれはそれで全てが丸く収まるし、むしろそっちの方が綺麗な解決方法だったとも言える」
サーシャ「では、私がそれを選ばなかった時は…」
神に逆らった者に対して罰を下すのが目的なのではないとしたら
ガブリエル「お前達がやろうとしていた事を手伝おうとしたまでさ」
ガブリエル「具体的には、まずは完全に莫大なテレズマを扱えない状況を作る必要があった。
そのために、私はこの水のテレズマで作られた世界にお前を連れてきた。
そしてお前が持っている天使としての莫大な力を全て削ぎ落とす。そのために私はお前と戦ったという事さ」
ガブリエル「本当は一方的にボコボコにして力を失わせるという方法を選ぶつもりだが、イレギュラーな事態が起きた。
だが、お前の力を枯渇させるという事が目的だったから別に手段に拘るつもりはない。そのまま状況に流されたという事だ」
サーシャ「だから、自ら私の攻撃を受けたと」
ガブリエル「まあそんなところだな。さて、もうこんな下らない話は良いだろう」
サーシャ「意外と優しいのですね」
ガブリエル「当然だ、私は慈悲深い天使だからな」
サーシャ「……」
思わず照れたりとかそんな初々しい反応を期待していたのですが、素で返されてしまった。
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