過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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60:1[saga]
2011/02/12(土) 20:31:10.40 ID:vQio53aR0
ヴィリアン「待ってください」
ナイフを取り出した私の手を、ヴィリアンは両手で包む様に握ってきた。
華奢なガラス細工の様な見た目とは裏腹に。不思議なくらいに温かい。
ヴィリアン「間違いは誰にでもあります。齟齬は、お互いを理解しようとしないから生まれるのです」
ヴィリアン「ですから、まずはお互いを理解する事から始めましょう。ね?」
サーシャ「我が君…」
キャーリサ「おいサーシャ、私の時と態度が違わないか?」
サーシャ「姫君。第一の解答ですが、どうか私をあなたを守る騎士に任命してください」
ひざまずいた。体が勝手に動いた。そうしなければならない様な気がしたのだ。
さすがは人徳の第三王女。軍事の第二なんとかさんとは違う。
ヴィリアン「それはダメです、サーシャ・クロイツェフ」
振られた。失恋した。青春とは苦いものだ。
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