過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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96:1[sage]
2011/02/26(土) 10:32:45.87 ID:ehHXp7bQ0

神裂「悩みかどうかは分かりませんが、望みと言うのでしょうか? その類ならありますよ」

サーシャ「ほう」

神裂「あなたが話したのに、私が話さないというのも不公平ですね。ですが、あまり重く捉えないでください」

サーシャ(なんかガチでシリアスな話が来そうだけど、どうしよう…)

神裂「実は、私には親友とも呼べる大切な人が居ました」

サーシャ「“居ました”…ですか」

神裂「ええ。色々な事があって、今はもう……いえ、誤解しないでください。こんな言い方をすると、
   まるでその人が死んでいるかの様に思われてしまいますが、その人は今も元気に過ごしています」

サーシャ「では、今はどういう関係なのですか?」

神裂「どうなんでしょうね……私は、彼女のためと言いながら、結局は自分のために彼女を傷つけてきました。
   そんな私を、彼女はどう思っているのでしょう…」

サーシャ「第二の質問ですが、もしもその人が、まだあなたを友達だと呼んでくれるのなら、また元の関係に戻れるのなら……?」

神裂「もちろん戻りたいです。時々、あなたと五和を見ていると、彼女の事を思い出してしまうのです。
   私達にも、昔はこんな時があったのかと。そう思うと、懐かしくもあり、また寂寥の思いも…」

神裂「確かに、私達にはこんな時間があったはずなのに……どこへ消えてしまったのか…」


そう言葉を零す神裂の横顔は、どこか寂しそうで、哀愁が漂っていた。

神裂の気持ちは良く分かる。私も、そういう顔をしていた事があった。



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