過去ログ - 上条「時間封鎖、ね」 -SS速報VIP

過去ログ - 上条「時間封鎖、ね」

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43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/05(土) 23:27:29.19 ID:+w26NYHFo

　上条当麻の頭は冷えていた。

　後悔と達成感が、交互に上条の頭を踊っていた。
　

44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/05(土) 23:28:00.50 ID:+w26NYHFo

　上条当麻の手には御坂美琴の短パンが握られていた。指先でつまみ眺めてみる。やはり、罪悪感と、達成感だ。

　まだほのかに暖かい。当然だ。上条当麻が御坂美琴からこれを脱がせ奪ってから、時間が経っていない。

以下略

45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/05(土) 23:28:31.74 ID:+w26NYHFo

　御坂の目の前から消えてしまえば、御坂は状況を疑わざるをえない。

　その結果、上条当麻が目の前からいなくなったという事実を信じることはなくなる。

以下略

46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/05(土) 23:29:07.42 ID:+w26NYHFo

　その瞬間、上条の脳裏に下種な考えが浮かぶ。
　
　――使うか？
　

以下略

47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/05(土) 23:29:53.81 ID:+w26NYHFo

「禁書目録に謝らないとな」

　上条がそう言ったのは、何も高翌揚した気分から冷静さを失っていたからではない。

以下略

48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/05(土) 23:30:38.21 ID:+w26NYHFo

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◆ 禁書目録
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以下略

49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/05(土) 23:31:41.82 ID:+w26NYHFo

　小萌は教師だ。休日だって、本当のところろくに休まる時間はないだろう。迷惑をかけてしまった――。

「何してるんです？　はやく入ってください」
　シスターちゃんも心配していたんですよ、と小萌が言う。その言葉に上条は動揺した。

以下略

50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/05(土) 23:32:39.11 ID:+w26NYHFo

「ごめん」

　謝ると、禁書目録はまた、どうしていいか分からないというように、悲しそうな、とまどったような顔をする。

以下略

51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/05(土) 23:33:38.80 ID:+w26NYHFo

　しばらくして禁書目録は、「こもえにお茶をいれてあげないと」と普段は言わないような殊勝なことをいった。

　彼女は普段通りに振る舞おうとしている。そうしなければならないほど、動転している。

以下略

52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/05(土) 23:34:14.75 ID:+w26NYHFo

「私が声をかけるとシスターちゃんは平気そうな顔をするし、
　上条ちゃんが帰ってきても様子が変だし。何かあったなら説明して欲しいです」
　
　多分、彼女は今本気で怒っていた。そして彼女は、何があったのかも、その大体を推測できているのだろう。

以下略

53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/05(土) 23:35:10.30 ID:+w26NYHFo

　彼は自分のした行為に対して、後悔の情が湧いてきたとしても、それをやめる気にはなれなかった。

　禁書目録を大事にしよう、守って行かなきゃならない。

以下略

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