12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/06(日) 20:02:57.62 ID:pQ8U3muAO
「……」
「……」
お互いに黙り込む。
ガタン!
するとハルヒは沈黙に堪えかねたのかアイツにしては乱暴な動作で椅子から立ち上がり何処かに立ち去ってしまった。まあ、泣かせてしまったわけでも怒らせたわけでもないからおとなしく帰りを待つことにする。
「おめでとう。心の底から祝福するよ」
国木田がいきなり現れて俺に何故か祝福の言葉を投げ掛ける。
「国木田。盗み聞きとは良い趣味じゃないな」
「盗み聞きとは心外だな。教室の真ん中でラブコメしてる方にも責任はあるとおもうけど?」
純朴そうな顔して言うときは言う男、それが国木田だ、みんな大人しそうな容姿に騙されるなよ。
「まったく、見せ物じゃないんだ。ほっといてくれ」
「見てたのは僕だけじゃないけどね」
その言葉にふと周りを見渡すとクラスメートの数人が妙に生暖かい視線でこちらを見ていた。後で知った所によるとそいつら全員東中出身だった、この場にまだ谷口が登校していないのが唯一の救いだ。
380Res/250.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。