過去ログ - ハルヒ「鬱だ、死のう」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/06(日) 20:09:38.09 ID:pQ8U3muAO
 ――五月、大型連休も無事に明け俺も親戚の家から無事帰還し北高に向かう、ハルヒに会うために……後、まあ勉学にも勤しむ為にな。
 この頃になるとハルヒも俺に大分馴れてくれたのか毎朝のように話しかけてきてくれる。
 これまでの一ヶ月の間にハルヒはハルヒなりに髪型を毎日変えたりと努力はしていたらしいのだが未だに不思議な出来事は俺達の前に姿を現していなかった。
「部活の仮入部はどうだった?」
「うーん、いまいちかな。不思議な部なんて中々無いだろうな、とは思ってたけど」
 まあ、そうだろうな。
 そもそもこんなに常識的な県立高校にコイツが求める『非日常』が存在する筈ないのだ。
 それでも『非日常』を求めるのなら手段は一つ。
 自分が『非日常』になるか『非日常』を探しに行くしかない。
 そして俺は痛切に感じているのだハルヒと一緒に『非日常』を探しに行きたい、と。
「どうしたの?」
 会話の最中に上の空だったからだろうハルヒが俺の顔を覗き込むようにして訊いてきた。


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