266:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)
2011/05/09(月) 02:19:42.53 ID:fBjePAhAO
週明け、そろそろ梅雨の訪れを感じさせる湿気の中を登校すると以前にも増して汗だくになった。
この坂をロードローラーで平らにしてくれる奴がドコからか現れてはくれないものか。
下敷きを団扇がわりにして首元から風を送り込んでいたら、珍しいことに若干俺より遅れてハルヒが教室にやってきた。
……ところでこの下敷き、下敷きとしての使用している時間より団扇として活用している時間の方が長い気がする、これは由々しき問題だ。
「よう、日曜はどうだった?」
「うん、いつも通り。無駄に酸素を吸って、二酸化炭素を吐き出して……地球環境を悪化させてたよ」
相変わらず素晴らしいネガティブ思考だこと。
「ところでキョン、土曜に言ってたことなんだけど……」
「ああ、あれ考えといてくれたか?」
「あたしは別に問題ないけど……なんであんなことを?」
「いや、俺なりにちょっとした考えがあってな。朝倉たちには俺が話を通しておくから、ハルヒは来週の日曜、予定空けといてくれ」
「うん、楽しみにしてるよ」
ああ、本当に楽しみにしといてくれよ……。
でなきゃ俺の細やかな計画もパーだ。
「やっぱり土曜日に言ってた通り、これは他のSOS団メンバーには秘密なの?」
「ああ、特に長門には、な」
380Res/250.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。