302:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)
2011/05/09(月) 22:34:49.90 ID:fBjePAhAO
「……すまない、気を悪くしないで聞いてほしい、朝倉涼子。君はなぜ生きている?」
「……私が知りたいぐらいだよ」
朝倉はそう言ったきり絶句すると床にヘタリと座りこんだ。
きっと自分の腰が抜けた事実にも気づいていないその様子を見る限りは朝倉が自力で窮地を脱したわけではなさそうだ。
「…………」
普段の饒舌はどこへやら、すっかり黙りこんでしまっている長門が朝倉に手心を加えたというわけでもなさそうだ。
するとやはり、俺のあの考えなしの行動がこの自体を生み出しているらしい。
「……ともかくお互いにこうして生き残ったのだ、第2ラウンドといくか?」
「いや、交戦許可が下りない。しかもそれは君も同じなのではないかな?」
「ああ、彼とパーソナルデータ長門有希に対する一切の敵対行動が禁止されている」
「しかしこうも急進派と主流派の利害が一致するとは……些か考えにくい事態ではあるな」
「そのあり得ない事態を引き起こせるものがあるとすると」
「やはり涼宮ハルヒか? しかし彼女が今回の事に関して勘づいているはずは……」
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