38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/06(日) 21:45:49.01 ID:pQ8U3muAO
さっきからグチグチ煩い奴だな。
案外これで執念深いのかもしれんな……その色気のない体を見習って少しはさっぱりした性格になったらどうだ?
さすがにこれは口に出さなかったが。
「まあ、聞いた通りだハルヒ。文芸部室はボロくないし、長門もいい奴だ。事実口数の多くない俺がここまで単時間で気を許してるんだ、お前もスグに慣れるさ」
「まったく。君の言う『気を許す』というのは無礼な口をきくという意味なのかい?」
「ああ、なんか初めて会った気がしなくてな……嫌か?」
これは本当だ。長門はしゃべり方のせいか、つい昔からの知り合いのような気分で話してしまう。
「フッ、構わないよ。多分それが君の味わいなんだろう」
「二人の――――――――なのよ。まったく」
軽口をたたき合う俺と長門を見てハルヒが何やら呟いた。
「すまん、聞こえなかった」
「長門さん――――。人前で――――――――」
ハルヒは完璧にネガティブモードだ言葉が通じない。
「二人の仲が良すぎるのが問題」とか「長門さんばっかりにかまって」とか「人前でイチャつきやがって」とか言った気もするが多分気のせいだろう。
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