過去ログ - ハルヒ「鬱だ、死のう」
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47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/06(日) 23:44:54.19 ID:pQ8U3muAO
 その日、一緒に帰ろうぜと言う谷口と国木田に断りをいれた俺はハルヒと供に勇んで部室に足を運んだ。

 部室には既に長門有希がいて昼休みとまったく同じ姿勢で読者に勤しんでいた。

「やあ」

 あまりにも昼休みと変わらない為に軽いデジャブを覚える。

「よ、何を読んでるんだ?」

 長門は返事の代わりにハードカバーをひょいと持ち上げて背表紙を俺に見せる。睡眠薬みたいな名前のカタカナがゴシック体で躍っていた。SFかなにかの小説らしい。

「……」

 当然知っているだろう? とでも言いたげな長門の顔。ごめん、見たことも聞いたこともない。

「さてと、早速だが俺は部員の勧誘に行ってくる」

 長門が何やら語りたそうな顔をしているが、ここは我慢してもらう。

「じゃあ、あたしも……」

「いや」

 俺についてこようとするハルヒの言葉を遮り口を挟む。

「こんな勧誘ごときに部長たるお前が動くことはない。俺がパパッと済ましてくるから長門と留守番でもしててくれ」

「え? でも……」

 長門の方を見て何か言いたげなハルヒ。

「僕は構わないよ。無論涼宮さんが嫌でないのなら、だけどね」

 からかうような視線でハルヒを見返した長門がこれまたからかうような声色でハルヒに問い返す。


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