57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/07(月) 00:02:28.22 ID:nzZf+iKAO
結局俺は朝比奈さんが素に戻って「冗談よ、じょうだん」とカミングアウトしてくれるまでハルヒの攻撃と口撃にさらされ続けるハメになった。
その後朝比奈は唖然としたままの俺とハルヒに、
「なにはともあれ、これからよろしくね」
と、これ以上はないであろう笑顔で入部を宣言した。
「「「 …………」」」
三者三様の沈黙の後。
(ねえ、キョン)
ハルヒが囁くような声と視線でこの人本当に入部させるの?と訊いてくる。連れて来ちまったのは俺だが部長はお前だろう、嫌なら直接言ったらどうだ?
「……」
普通なら到底認められないだろうが朝比奈さんには不思議な魅力があるらしく「キョンがいいならいいけど……」となんとなく入部を認めてしまっていた。
実際のところ俺は朝比奈さんに悪意は持っていないし、寧ろ感謝すらしている。朝比奈さんの冗談を真に受けたハルヒは怒った。塞ぎ込むのでも後ろ向きになるわけでもなく、俺にストレートに怒りをぶつけてきた。「あたしの為の部活だって言うから信じてついて来たけど…」「少し強引でも心根はいい人だと…」人間不意に出た本音っていうのは大事だよな。
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