74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 00:25:48.51 ID:F8iEhw/AO
「それでは皆様の健康と更にご活躍をお祈りして私の終了の挨拶とさせていただきます。あ、キョンは話があるから残って」
団長閣下が団活中に俺に話しかけて下さるとは珍しい。いつもなら俺が一緒に下校しようと声をかけようとする前に逃げるように帰ってしまうというのに。
「キョン、少しばかり残念だが良かったじゃないか。15年間鞘に収めていた刀を抜き放つ時がきたぞ」
いくらなんでもそんな急展開はありえん。つかもう少しオブラートに包んだ物言いにしろ、仮にも女子なんだから。
「その言い様は心外だな、アチラの彼女に比べたら直接的すぎない抑えた表現にしたつもりなのだが」
「涼宮さん、覚悟を決めたのね。もしよかったら元書道部のあたしが筆の扱い方を教えてあげましょうか?」
「結構です!」
「そう? でも新品の筆をおろすときはね……」
「聞きたくありません! もう、みくるちゃんはさっさと帰って下さい!」
聞かなかったことにしよう。
「今のは冗談にせよ。ちゃんと手順は守りたまえよ。あまりに強引だと彼女が今後男性不信に陥るかもしれない」
「いらん心配だ。さっさと帰れ」
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