過去ログ - 一方通行「イヤだ」part2
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233:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/12(土) 11:09:21.68 ID:yaxW7ZJTo


一方通行(チッこのままじゃやべェなァ…)

 獲物が見つからずに一部の鬼がイラだっているその頃、獲物たる一方通行もまた焦りを感じていた。
元々能力に頼りきっているところがある彼は、同年代の平均と比べるとその身体能力は極端に劣っている。
動体視力や技量がいくら優れているとは言え、
彼が電撃を飛ばしながら追いかけてくる妹達から逃げ切ることなど不可能だと言って良いだろう。
見つかってしまえばその時点で罰が確定してしまうようなものだ。

 そんな彼の潜伏場所― 二階男子トイレに今、魔の手が忍び寄りつつあった。
どうやら隣の女子トイレから探しているようで、薄い壁越しにバタンバタンと個室のドアを開閉する音が響き、
時折ミサカが云々という声が聞こえてくる。

一方通行(どォすっか…)

 このままトイレに潜伏し続けるか、それとも飛び出して逃げるか、彼は岐路に立たされていた。
鬼が男子トイレを探さずにスルーするという可能性は極めて低いだろう。
しかし可能性がないわけでもない。妹達とて女性なのだから相応の躊躇はあるだろうし、
個室に閉じこもって鍵をかけていれば、普通の男子生徒だと思って見逃してくれるかもしれない。



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