4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/06(日) 21:05:11.69 ID:cHjyVjzzo
一方通行「それに、気付いてるか?」
垣根「あぁ?」
一方通行「・・・能力が使えねえ」
垣根「んだと!?」
一方通行の口から出た驚愕の言葉に、垣根は慌てて能力を使おうとする。
しかし言われたとおり、演算は出来ているにも関わらず能力は発現しない。
一方通行によるイヤガラセという線は、これで限りなく低くなった。
垣根「・・・一方通行、知ってることを全部話せ」
一方通行「・・・悪ィな、正直俺もほとんど何も分からねェ。実のところこっちもさっき目が覚めたばっかりでな。
わかってンのは、どォも俺達は自分の意思でこから出ることは出来ねェらしいってことくれェだ」
改めて、垣根は今自分の置かれている状況を確認する。
それほど広くない、プレハブ小屋の中のような殺風景な部屋。
外界とつなっていると思われるドアは鍵がかかっているらしくビクともせず、
どのような理屈でか能力が封じられている今、ドアをこじ開けて部屋から出ることはできそうもない。
ドアの近くに備え付けられている曇りガラスの窓から光が差していることから
辛うじて今が夜でないことはわかるが、窓には鉄格子がかかっており、そちらからの脱出も無理そうだ。
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