過去ログ - 一方通行「イヤだ」part2
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412:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/19(土) 14:32:55.27 ID:Jpwq7ango

― 保健室


白井「うわああああああ!!!」

 先程の鬼ごっこで負傷した鬼達でごった返す保健室で、
白井黒子は叫び声を上げながら目を覚まし、ベッドから跳ね起きた。
 部屋の隅っこの方で膝を抱えて座っていた番外個体がその声に怯え泣き叫び、
すぐ近くにいた滝壺理后がそれに驚き吐血する。地獄絵図とはまさにこのことである。

 ついでに浜面の手術をしていたカエル顔の医者の手元がちょっと狂ってしまったようだが、
それはまぁどうでもいいことだ。

白井「わ、わたくしは……わたくしはなんということを………いったいなぜ……」

 自分の招いた惨状に目もくれず、白井は頭を抱え俯く。その表情は暗く、
焦点の合わない瞳からは完全に光が消え失せていた。

絹旗「お、起き抜けに一体どうしたんですか?超何かあったんですか?」

 尋常ではない様子に、滝壺の介抱をしていた絹旗は思わず声をかける。
しかし白井はその問いかけには答えようとせず、というよりも耳に入っていないようで、
ただひたすら虚ろな眼で「なぜ?なぜ?」と自問し続けていた。

絹旗(えぇー、なにこれ超怖い)



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