664:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/27(日) 13:20:13.46 ID:m1Obl3L2o
そこからは地獄だった。
11111号に「大好きだ」などとのたまう自分。
00001号を撫でながら「告白したいくらいだ」などとほざく自分。
布束砥信に対して「ちょっとだけ!ちょっとだけ!」と拝み倒している自分。
11111号の服を能力を使って引っぺがしている自分。
ツンツン頭の少年の股間を鷲掴みにし何事か叫び声を上げている自分。
途中、明らかに口説き文句とは無関係のモノが意図的な編集をなされた上で含まれていたが、
もはや一方通行にそれらを訂正する気力もなく、場面が切り替わるごとに麦野は手を叩き爆笑し、
御坂は頭を抱えながらくぐもった笑い声を発している。
垣根は最初こそ麦野と同じく爆笑していたが、途中からは「こういうやり方もありか」などと冷静に分析しはじめていた。
ぐったりとしている一方通行の前で今は、検体番号も覚えていないモブ妹達の手を取り、
耳元で「オマエが必要だ」と囁いている彼自身の姿が映っている。シロッコかこいつは。
イヤガラセに利用する為、自分の危機を振り払う為、散々妹達をコマしてきた彼だったが
まさかこんな所で手痛いしっぺ返しを受けるハメになるとは欠片も思っていなかっただろう。
カキネ、ミサカ、ムギノ、アウトー
一方通行(サボテンが花をつけている……)
彼は他のメンバーのアウト通告を聞きながら虚空を見つめ、現実逃避をしつつその場に崩れ落ちた。
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