890:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/08(火) 01:10:10.98 ID:dHVGjW1Wo
垣根「妙だな……」
しかしそんな三人の予想とは裏腹に、彼等は何の妨害も受けることなく、
極めて順調に美術室のすぐ側まで到着する。
本当に何の仕掛けも無く、ただ夜の校舎を散歩しただけ、というような形となり
ここまで誰一人、ただの一度もアウトになっていない。
喜ばしい事なのだが、これでは流石に拍子抜けだ、と三人は首を傾げた。
麦野「確かに妙ね……もうそこの角曲がったら美術室でしょ?」
御坂「ひょっとして、この反動で美術室の中にこれでもかってくらい仕掛けがあるんじゃ……」
不吉な予想をし、御坂の表情が曇る。彼女の言うことも一理あるが、
教室内に仕掛けを多数用意しているとしても、廊下に仕掛けを全く用意しない理由にはならない。
何の異常もない事に反って不気味さを感じながら、三人は最後の角を曲がる。
垣根「ッッ!?」
麦野「これは……ッッ」
御坂「ひ、ひどい……」
角を曲がり、美術室の前に出た三人は、目の前の光景に言葉を失う。
そこには、無数の妹達が重なるように倒れ伏していた。
1002Res/489.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。