過去ログ - 僕「探偵ごっこ」
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2011/05/16(月) 23:24:38.81 ID:7zT1EhuAO
「……どうしてウノをしてるのさ」

起き上がれないので声だけで主張する。
あっと姉さんの小さな声。
パイプ椅子が軋む音がして、姉さんが視界に入ってきた。

「カルネ君、起きたのね?」
「うん」
「よかった……わけないわよ、バカ」

そう言って僕の頬をつねった。地味に痛い。
その顔はどこか悲しげで、顔色も悪かった。
もしかしたら本気で僕を心配していたんだろうか。
そうだとしたら悪いことをした。

「危ないことしないでって、言ったのに」
「……ごめんなさい」

がばりと姉さんが抱きついてきた。
肩ごしにやれやれと肩を竦めるシュヴァインがいた。
ウノを揃えているようだ。意外と几帳面なんだな。
シュヴァインはウノをサイドテーブルに置くと、新聞を足元から持ち上げた。
見せびらかすようにヒラヒラふる。

「事件のオチでも話そうか?」
「…………頼むよ」


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