703:『究極生物編』：第3話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/10(木) 23:36:37.42 ID:PGKyv2zo0
絹旗「(私は…)」
絹旗最愛は自分の『過去』を振り返って考える。
この街に『置き去り』にされたその日から自分は、
この街の最底辺に堕ち込む事を余儀なくされた。
それからの人生は『ただ生きる為』だけに『生きて来た』。
『生きる為』だけに血反吐を吐き、手を汚して、戦って来た。
『生かされる為』だけに『戦わされ』、いずれは『使いつぶされる』だけの人生。
―――今になって振り返るとゾッとする。
―――命以外は、何一つ持つ事が許されぬクソッタレな人生
―――この街に『生かしてもらう為』だけに『生きる』人生
―――それはある意味『死ぬ事』よりも『恐ろしい』
絹旗「(でも今は…超違います)」
今の自分には『夢』がある。『生きる目的』がある。
自分の命を掛けるに足る『気高き夢』がある。
絹旗「(『何か』…『気高き事』の為に『生きる』…)」
絹旗「(それが『人間』の『人生』だと言う事を…私はコイツらから学びました)」
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