過去ログ - 上条「…ディアボロ?」6
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72:『吸血殺し編』:第8話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/07(月) 15:00:48.79 ID:QnDQSnhL0

アウレオルス「ガッ!こんなモノッ!」
アウレオルス「こんなモノでこの私をッ!」

喉に突き刺さった義手を引き抜くアウレオルス。
しかし彼に体勢を立て直す時間は与えられないッ!

―――忘れてはならぬ。『神』に弓を引く者はもう一人この場にいた事をッ!

正に疾風の如くッ!『古代世界最速』のスピードで突っ走ってきたのはッ!

―――ちょっと待ってくださいッ!み…みなさんッ!
―――今、気づきましたが。お…驚きましたッ!

―――まさか信じられないッ!!『跪いて』いたはずだッ!!彼はッ!

ディエゴ「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYーーーーーーッ!」

―――『ディエゴ』だァアア――ッ!
―――『ディエゴ』がいるッ!あれは『ディエゴ=ブランドー』だあああ―――ッ!

ディエゴもまた『DIO』の血を引く『スタンド使い』ッ!
そしてその『精神力』の強度は充分ッ!彼もまた『黄金世界』への入門を果たしたッ!

ディエゴ「(『世界を支配する力』だと…『錬金術師』ッ!)」

―――ディエゴはその言葉に、思い起こさずにはいられないッ!
―――憎んでも憎みきれぬ『父』、『DIO』の『スタンド』ッ!
―――『神父』より聞かされた『ザ・ワールド』ッ!
―――いずれ、自分が『乗り越え』踏みにじらねばならぬ『壁』ッ!

ディエゴ「(いいぜ…お前が『世界を支配する力』を謳うなら…)」
ディエゴ「(これからお前は俺の『試金石』だッ!)」
―――『父の世界』を乗り越える為の『試金石』だッ!

ディエゴ「 ブ ッ 殺 し て や る ! 」

ディエゴは駆け抜けるッ!
鱗に光が写り、それはきらりと光るッ!
その姿は正に『銀の弾丸(シルバー・バレット)』ッ!

アウレオルスが体勢を立て直すより速くッ!
ディエゴは『錬金術師』に肉薄しッ!

ディエゴ「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYーーーーーーッ!」
―――ザッシュゥゥゥゥゥゥーーーーーーーッ!
アウレオルス「――――――――ガッ!?」

その喉首を鉤爪で抉り切るッ!

ディエゴ「今ッ!切り裂いた首のその『傷』はッ!」
ディエゴ「キサマの創った『黄金世界』の境界の『線』だッ!」

ディエゴ「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYーーーーーーッ!」
ディエゴ「そしてこれがッ!」

もういっぱぁぁぁぁぁぁぁッ!今度の狙いはッ!
―――ズッバァァァァァァァァァーーーーーーーーッ!
アウレオルスの額ッ!脳天ッ!吸血鬼の急所ッ!

ディエゴ「それを越えた『線』ッ!このオレがッ!!」
ディエゴ「ブっ千切る『神(DIO)の世界』への『線』だッ!!」

アウレオルス「――――――――」
――― グ ラ リ ッ 

効いているッ!
即死とまでは行かないにしても、脳へのダメージは効いているッ!
アウレオルスの体が崩れるッ!しかも『喉』を抉られ『黄金錬成』を即座に使用できないッ!



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