過去ログ - 上条「…ディアボロ?」6
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783:番外編5:とある間諜の猛龍過江 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/11(金) 12:31:07.48 ID:k7swOtwY0


―――土御門元春が『合衆国のエージェント』となったのは、そう昔の事では無い


『現在』より遡る事、数ヶ月前…
土御門元春は単身アメリカへと潜入していた。

アメリカ合衆国の指導者として現大統領『ファニー=ヴァレンタイン』が就任して以来、
合衆国政府による『学園都市』へのあらゆる意味での『工作活動』は日に日にその圧力を増していた。

『表』からはその巧みな『外交圧力』を以て
『裏』からは海千山千の『諜報機関』を以て

しかしそれだけならば何の問題も無い。問題なのは…

土御門「あの大統領の代になってから…アメリカの『工作活動』の『成功率』が…」
土御門「これまでとは比較にならないぐらいに『上昇』してるって事なんだぜい…」

『学園都市』の『防諜能力』は、
少なくともその『防諜機構』の『機能面』だけを見れば『世界最高』の筈だ。

しかし近年の『合衆国』の『諜報機関』は、それを易々と突破するようになって来ていた。
―――これは由々しき事態であった。

土御門「『最先端科学の要塞』たる『学園都市』の『防諜網』を易々突破する…」
土御門「『魔術師』でもなければ、不可能な事なんだぜい…」

アメリカ合衆国はその『歴史』の浅さから『魔術側(オカルト)』とは縁が薄かった筈…
水面下で、『何か』が動いているのか…?土御門は真相を探る為に、海を渡った。

―――その地で土御門は目撃する。

土御門「何てこった!」
土御門「『スタンド使い』…そんな物が!?」

土御門は知った。
この世には『能力』とも『魔術』とも違う『第3の可能性』、『スタンド能力』が存在すると言う事を。

そしてあの『ファニー=ヴァレンタイン』がその『スタンド使い』を集めた『諜報機関』を設立し、
そしてその『スタンド使い』達を意のままに操り、何らかの『目的』の為に暗躍していると言う事…

土御門「いや…『スタンド使い』だけじゃないぜいッ!」
土御門「『魔術側』も…一枚噛んでやがるッ!?」

―――『オリアナ=トムソン』
『魔術世界』では名前を知られた『傭兵魔術師』…彼女だけでは無い。
他にも名の知れた『魔術師』が『大統領』の傘下に入っているらしい事も確認されたのだ。

土御門「これは…ヤバいッ!?」
土御門「余りにも『大きな魚』を不用意に引き当て過ぎたッ!」

土御門が気付いた時には、もう全ては遅きに逸していた。
彼は不用意に『アメリカの暗部』の、予想以上に足を踏み入れてしまったのだ。
それは彼の『能力』の優秀性を示してもいたが…優れた洞察力とは時に、
『必要の無い事まで知ってしまう』という諸刃の剣でもある、

―――既に完璧に『構築』されていた『合衆国』の『新防諜網』に…
―――迂闊に足を踏み込んだ土御門の存在は探知されていまい…

敵は『国家権力』。
『電話』『郵便』『交通』『マスコミ』『政治』…
『アメリカ社会の全て』が土御門に牙を剥き、彼を孤立させてしまったッ!



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