926:『究極生物編』:第4話 ◆TMNazXWvVM[saga]
2011/02/12(土) 16:58:10.72 ID:0XMa7UuC0
『超能力者』である『麦野沈利』だって、
最初から『超能力者(レベル5)』であった訳ではない。
『レベル1』から『レベル5』へと成長したと言う、
『御坂美琴』みたいなのは流石に例外だとしても、
麦野であっても『少女時代』は今ほどの『能力者』では無かったのだ。
それに突然の『若返り』は『自分だけの現実(パーソナルリアリティ)』に揺らぎを起こす。
今の麦野は、敵を消し飛ばすどころか、煙草に火を灯す事さえ出来ない。
それ故の『逃走』
人一倍『プライド』の高い麦野にとっては我が身を引き裂かれるほどの『屈辱』だが、
そんな彼女が『逃走』という選択肢を選ばねばならないほどに、現状は危機的状況であると言う事なのだ。
麦野「(早く…早く逃げないと…)」
麦野「(アイツが…アノ野郎が追いついて…)」
???「おやぁおやぁ〜〜…そんな子供の足で…ここまで逃げるなんて…」
???「キミッてえらいねェ〜〜」
麦野「!?」
麦野はその少女の瞳を驚愕と恐怖で染め上げて、背後を振り返った。
そこには、一人の男が立っていた。
まるでフランスパンを頭に横に刺したような奇妙な髪型をしていて、
そこに左右それぞれ3つずつの鈴を垂らし、趣味の悪いサングラスを掛けた、
一見しただけで『ゲス』だと解る様な顔立ちの男…
『合衆国のエージェント』の1人のその男の手には、巨大な斧が一振り握られている。
―――彼の名は『アレッシー』。
―――かつて『DIO』に仕えた『スタンド使い』の1人で、今は『大統領』の配下となった男。
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