過去ログ - 上条「約束したよな?例え地獄の底でも、お前を ――― 」
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39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/08(火) 23:04:36.09 ID:KIdD8Hyc0

一方通行は俺を見ると「よォ、ヒーロー」と嘲るように軽く手を振った。

何でそんな顔してるんだよ。勝ち誇ったつもりなのか。

情けないヘタレだって、馬鹿にしてるのかよ。

右の拳に力が自然とこもる。

アイツはそんな俺をちらっと見ると、空になってた缶を握りつぶす。

「三本目だ。案外早かったじゃねェかよ」と笑う。

足元を見れば、空き缶が二本転がっていた。

「コソコソあと着けておいて、肝心の最後で逃げ出したヒーロー様のことだからてっきり部屋に篭もってると踏ンでたンだがなァ」

一方通行は親指でマンションを指す。

「お探しのお姫様なら俺の部屋で眠ってる」

やっぱりいたのか。…って眠ってる?何でだよ。

気づけば胸倉につかみかかっていた。

一方通行の胸ぐらをつかむ手が震える。

俺を蔑むように一瞥する。

「何でだァ?女が男の部屋に来て寝てるっつったら一つっきゃねェだろォが」くききき、と奇妙に笑う。

右の拳を振り上げ、一方通行の頬めがけて下ろそうとする.





「どっかのクソに随分泣かされたみてェだからなァ……なァ、そォだろォ?三下ァァ」






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