過去ログ - グラハム「私の妹がこんなに可愛いわけがないっ!!」
↓
1-
覧
板
20
7
:
◆TYIbS5r7nc
2011/02/07(月) 23:16:38.04 ID:z4cl38uCo
あの、親父殿と対峙した日以降も、このように『人生相談』は続いている。
男の誓いに訂正は無い以上、私はこの宿命を全うするつもりだ。
「一息入れよう」
休息を入れるために私は1階のリビングに足を踏み入れる。
激しい戦いを経て、乾いた喉を潤すには、冷蔵庫の中の麦茶を頂くのが好ましいだろう。
母上殿の麦茶作りの腕前は驚嘆に値すると言っても過言では無い。
「あはははっ そうなんだぁ〜? うんうん……」
リビングでは、我が妹が何時もの様に携帯で友人と話していた。
この喋り方は学友の方か。最近では話し方で、学友と喋っているのか
もしくは、私も知っている友人と喋っているのか判るようになってきた。
このように、猫かぶりが見受けられるのは学友と確信している。
「わかった。じゃあ、待ってるから〜♪」
私は邪魔しないように麦茶の補給を済ますと再び戦場へと向かう。
グラハム・エーカーの名に掛けて、シスカリプスを攻略しなければならないのだから。
「ねぇ」
電話を終えたであろう妹が私に話しかけてくる。
『人生相談』を受けるようになってからの一番の変化と言えるだろう。
「何か用かな?」
「やった?」
「主語が無くては、私と言えども理解しかねるな」
「だーから、シスカリプスよ!シスカリ!全部言わなきゃ判らないの!?」
「敢えて言おう。その通りだっ!!」
「……チッ……相変わらず何で妙なところで力強いのよ……」
忌々しげに呟く、我が妹。
これでも、話しかけてくるようになったと言うのは以前との大きな違いであるのは間違いない。
彼女にしてみれば、私の進行具合が気になったと言う所か。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
295Res/94.17 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - グラハム「私の妹がこんなに可愛いわけがないっ!!」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1297087278/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice