過去ログ - TV 「ねことあひるが力を合わせて」
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101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/14(月) 04:18:24.21 ID:j6GRjggUo
所長 「無論、一朝一夕でできるものではない。加えて君はレベル2になったばかりだ。そう簡単にはいかない」

男 「………………」

男 「……もちろん分かっています。でも、それでも……」

所長 「……分かっているとも。私も研究の手を緩めるつもりはない」

所長 「君の能力を研ぎ澄まし、幸せを呼ぶ唄を全世界に向けて発信する。このプロジェクトはもう動き出している」

所長 「……そのためにも、君は今一度自分の能力をしっかりと認識し直す必要がある」

男 「僕の能力を認識し直す……? 『自分だけの現実』 領域の見直しをするということですか?」

所長 「いや、機材を使った確認ではなく……自問のようなものだ」

所長 「“ネコとアヒルとの会話を可能とする能力” が拡張されつつある」

所長 「その拡張を滞りなく進めるために、君の能力を正しく見ることが大事になる」

所長 「そうでなければ、無意識のうちに脳内で行っている演算の最適化が難しくなるからね」

所長 「今日の実験の様子は、それが原因だろう。演算に無駄が多すぎるんだ」

所長 「認識は演算に多大な影響を与えることは君もよく知っているだろう」

所長 「指を複雑に絡み合わせ、腕をねじらせた状態では、指定された指を上げることが難しくなるのが良い例だ」

所長 「認識にズレが生ずれば、人間は自分の指を持ち上げるという簡単な演算さえミスしてしまうのだよ」


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