過去ログ - TV 「ねことあひるが力を合わせて」
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209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/28(月) 23:07:06.72 ID:p+k32Rcno
止 「だが、一つ言えることがある。能力の出来不出来を決めるのは能力そのものじゃない」

止 「……その能力を持つ、人間なんだ」

火子 「え……?」

止 「……俺は、たくさんの能力者を見てきたよ」

止 「優しいが故に、自分の能力を恐れる能力者」

―――― 『わたし、今、血まみれですよね? ふふ……はは、また、人を殺したんですもんね』

止 「無能力者のくせに、誰よりも強い本物のヒーロー」

―――― 『お前はここにいろ。大丈夫だ。お前の大切な奴にも、アイツらには指一本触れさせやしない』

止 「弱いくせに、泣き虫のくせに、きちんとヒーローになっていた能力者」

―――― 『……もちろん覚悟は、できてるんだよな? ……NO.00102』

止 「希少な大能力を持っているというのに、それを正義のために使う高潔な能力者」

―――― 『アナタには分からないでしょう! 何者かの威を借ることしかできないアナタには!』

止 「学園都市で七人しかいないレベル5でありながら、力を正しく使おうとする能力者」

―――― 『……いいから、早く行きなさいって。行く場所があるんでしょ?』

止 「大切な存在を守るために、強敵に立ち向かった無能力者」

―――― 『私も、月子ちゃんを……月子ちゃんの笑顔を、守りたいから……!!』

止 「……殺戮にしか使えない自分の能力を嫌い、しかし最後には大切な者を守るために全てを賭した優しい能力者」

―――― 『これが、誰かを守りたいときの底力、か……』

止 「……能力なんて、大した問題じゃねぇよ。すごい能力を持っていたって、何もできないクソだっている」

止 「逆に言えば、レベル0だってヒーローに成り得るんだ」

止 「大事なのは能力そのものじゃない。その能力をもって何を成すか、だ」


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