過去ログ - 兄「お兄ちゃん大好き……(裏声)」
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143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/04/06(水) 05:00:18.13 ID:pcJOad+7o
〜番外編・が多くてごめんね、その4〜

山村「私はグラタンにするよ!」

雲子「サラダとオムレツにするわ」

探偵「……ラーメンだ。味? ラーメンって塩以外の味があるのか? ないよな?」

 ちなみに俺は味噌派なのだが、黙っておこう。
 さて、お楽しみはここからだ。

店員「……以上でよろしいでしょうか?」

 探偵さんの言葉の後、やや経ってから店員が口を開く。

占師「ま、待ってくれ……」

店員「はい」

 ファミレスに着くまでの間に、点数は逆転しなかったのだ。
 占師が最下位のままである。
 その罰(ゲーム)が今、与えられようとしている……!!

占師「えと……あの……お子様ランチ、一つ……」

店員「はい、かしこまりました」

 ……なんか、普通だ。
 それから普通に注文の品が届き、普通に食事が始まる。

雲子「このドレッシング美味しいわ……」

 探偵さんは黙々とラーメンをすすり、山村さんはふぅふぅとグラタンを冷ましている。

山村「あ、私猫舌なんだ」

 じゃあグラタン頼むなよ。
 占い師はと言うと、プラスチックの小さなスプーンでチャーハンを食べている。
 なんか妙に似合うな……。

探偵「……」

雲子「……」

山村「……」

占師「……」

 違和感も特に無い為か、みんな普通に食事を楽しんでいる。
 無言で、黙々と。
 まあ、女の子が美味しそうに食べている様子は、確かに見ていて幸福感に浸れるが……。
 これは……読者サービスになってないだろ……。
 ……。
 ……。

兄「お前ら喋れよ!!」

 はっ!?
 やべえ……つい……言っちまった……喋っちまったよ……。
 最低だ! 俺は最低だ! 自分で作ったルールすら守れない……。

兄「そんな奴だったんだぁああぁぁぁあぁっ!!」

 余りの情けなさに俺はその場から走り去った。

雲子「どうしたのよ、あいつ……」

山村「さあ? 兄君のやることにいちいち意味を見出そうとしていたら、日が暮れちゃうよ」

探偵「そうだな……ところでそのグラタン、美味しそうだな」

山村「あっ、一口食べますか?」

雲子「そっ、それなら私にもラーメン分けて欲しいわ! ちょっとこってりした物が欲しくて……」

占師「だっ、誰か……コロッケ食べてくれないか……?」

山村「もーらいっ」

〜番外編・が多くてごめんね〜 
                    お わ る 。


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