過去ログ - 兄「お兄ちゃん大好き……(裏声)」
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149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/04/11(月) 02:28:09.53 ID:fqFfNW1Ao
 そうだったのか、と受け流して良いのか。
 俺には判別がつかない。
 かと言って、作り話と言われてしまった以上、ほじくり返すのも気恥ずかしい。
 本当の話だと勘違いして、熱くなるなんて、格好悪いじゃないか。

探偵「置いていくぞー?」

 すでに探偵さんは先へと向かっている。
 俺は、その時はその時、と腹を括り、彼女の後を追うのだった。



占師「ふぅん……呪いの壺か……」

 俺と探偵さんが壺と、それに寄り起こった出来事をかいつまんで話した感想がこれだ。

占師「まあ、壺が有っても無くても、こいつのやってる事は一緒だな」

 あ、確かに。

占師「それは良いとして、どうしてここに?」

探偵「一応私と、兄で所有しているからな。無関係の人間に手助けしてもらうのが妥当だろう?」

 なるほどな。
 てっきり俺の部屋で壺の力が切れるまで耐えるのかと思っていたが。
 違ったのはこういう訳か。

占師「む……私には何の利益も無いじゃないか」

 確かに……いや、待て。

兄「俺の椎茸が無料で見れるぞ?」

探偵「君は下半身を有料で公開しているのか?」

兄「そういう訳じゃないが……って、探偵さんの考えを通す為に上手い事言いくるめようとしたのに!」

占師「お前は今ので私が言いくるめられると思ったのか」

 なんてこったい。
 この子、俺の松茸様が見たくないのか?

占師「あんなもの……」

 と、そっぽを向く占い師。
 その頬はわずかに赤く染まっている。
 思い出してるのかなぁ……うぇひひひっ、可愛いのぅ。

探偵「何をニヤニヤしているんだ……?」

兄「い、いや、今晩のオカズの確保をしただけだっ!」

 俺のその言葉に、二人の顔には疑問符が浮かんでいた。 
 


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