過去ログ - 兄「お兄ちゃん大好き……(裏声)」
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151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/04/11(月) 02:52:24.45 ID:fqFfNW1Ao
探偵「なにはともあれ、手伝ってくれると凄く助かるんだけどな」
占師「む……う……」
占い師が渋い顔をする。
兄「なんだよ、俺はともかく、探偵さんとは仲が良いんだろう?」
占師「別に……」
なんだそりゃ。
エリカ様かよ……そろそろ忘れてる人もいるだろうし、そういうネタは控えていただきたいな。
と言うか、喧嘩でもしてるんだろうか?
考え込む俺に、そっと探偵さんが近づき、耳打ちをする。
探偵「あれだ、あれ。久しぶりにあった年上の親戚とかに気まずさを感じるような?」
兄「ような? って聞かれても、俺は親戚とかに会わせてもらった事無いし」
占師「親戚?」
あ、声が大きかったか?
しかし、それをフォローする前に、探偵さんが口を開く。
あれ? 耳打ちの必要あったのか?
探偵「桃子(とうこ)、お前、私ときちんと会うのは久しぶりだし、ちょっと人見知りしてるだろ?」
占師「そ、そんな事ない」
字面だけを見れば強気だが、しっかり俺の陰に移動してるじゃねえか。
兄「……って言うか、桃子って名前だったのか」
占師「なっ、名前で呼ぶな! 今まで通り、占い師で良い!」
可愛い名前だと思うんだけどなぁ……。
兄「分かった。ベッドの中でしか名前は呼ばんよ」
占師「お前と一緒にベッドに入る事なんか無いぞ」
意味が分かって否定したのかどうか、それは分からないがちょっと凹むぜ……。
探偵「桃子、桃子? 桃子!! 桃子!? 桃子ぉぉ! とーこーー」
突如探偵さんが叫ぶなり、にんまりと占い師を見る。
探偵「私はどうだ?」
占師「べっ、別に……んは、構わない」
何は構わないと言ったのか、俺には聞こえなかったが。
探偵さんにはそれで伝わったのか、満足げに頷いている。
何にせよ、喧嘩をしている訳でも無さそうなので、安心した。
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