過去ログ - 兄「お兄ちゃん大好き……(裏声)」
↓ 1- 覧 板 20
167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/04/24(日) 03:13:09.77 ID:lbnEGb1Wo
兄「お……おお……眩しき光よ……暗きこの世界を照らしたまえ……」
俺は仰々しい台詞と共に起床した。
正確に言えば、気絶から回復したのだが。
兄「むふぅー、それにしても、一週間くらい寝ていたような気分だ」
探偵「ブツブツうるさいなあ……」
兄「ほひっ?」
と、声のした方向に首を向けると、探偵さんが布団に包まっている。
くの字に身体を折って、眠たげな顔だけを出している。
探偵さんにそっと近づき、耳元で唱える。
兄「ぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつ」
探偵「あー! うるさいうるさい!!」
俺は殴られた。
兄「オンブズマンっ!?」
探偵「意味の分からない声を出すな!!」
更に殴られた。
兄「ちっきしょー……腹いせに占い師の貧弱な身体でもバカにしてやるぅぅうう!」
意気込んで、あたりを見回すも、見当たらない。
兄「どこに寝てんだ?」
とりあえず、手近な箪笥を開ける。
おお……ぱんてぃー……ではないか。
一枚くらい拝借しても問題なかろう。
兄「よしっ」
これで未来は明るい。
兄「さてと、もう一眠りするか……」
パンツは枕元に置く。
目が覚めた時に「うわぁっ!? え? え? ぱ、ぱぱぱぱんつ!?」と嬉しい驚きを味わう為だ。
兄「すんすん……うーん……大人の女性の香り……」
探偵「んー……」
探偵さんが邪魔臭そうに身をよじるが、関係ない。俺は抱き枕が無いと眠れない体質なのだ。
……。
……たぶん、つい数分前に体質が変わったのだよ!!
これで正当な理由も出来たし、一安心だ。
さっさと寝てしまおう。
932Res/750.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。